加藤容崇著『医者が教えるサウナの教科書』を読んで 

日本サウナ学会代表理事
である加藤氏が書かれた本を読んだ。

私にとってのサウナは100度近くある部屋に入って、汗をかいて
それで終わりだった、そんなサウナの入り方が180度変わった本である。

元々、サウナは好きで頻繁に利用はしていたものの、サウナ後の水風呂
さえ入ることは出来なかった。

厳密にいえば、何度も挑戦したけれど、冷たすぎて入れなかったのである。
しかし最近のサウナブームで『ととのう』ことを知った。

私もこの 『ととのう』 体験を実践したいと思った。

このことが本を読もうとしたきっかけである。

実際に本を読んで、サウナ→水風呂→外気浴のサイクルをやってみたら
やたら気持ちよかった。

以下この本で私が印象に残ったサウナの効用を述べたいと思う。

【瞑想】【マインドフルネス】を自動的に実践できる

元々、脳は『ぼっと』としている時でも何か考えている。
だがサウナや水風呂の様な、高温、低温な状態は

人体にとって危機的状況だから考えている余裕がない。

だから、 強制的に脳に仕事をさせないつまり脳の疲労が取れる。

この事で脳がすっきりしてアイデアやひらめきが来る。

感情をコントロールできるようになる

自律神経がリセットされる事で交感神経と副交感神経のスイッチがスムース
になる。

睡眠のコントロールがスムースになり、深い眠りができる

脳を勘違いさせる、つまり高温、冷温を繰り返して疲れただから寝ようとなる。
又体の中心部と末端部の温度差ができることでぐっすり眠ることが出来る。

感覚が研ぎ澄まされる

人間センサーとも言われる『頭頂葉』が活性化する。

肩こりや腰痛の改善

血流が良くなることでコリが和らぐ。

肌がきれいになる

汗や血流で肌の新陳代謝が促進される。

サウナ室では足を上げるほうが良い

サウナ室は基本的に高いところの方が温度が高いので、椅子に座るような姿勢でサウナ室にいると、どうしても足が温まりきらないので、
水風呂で足から入るので辛い。
これが今まで私が苦手だった理由と思った。
だから胡坐の人が多い。

水風呂に入るとき、息を吐きながらがおススメ

水風呂に入るときのコツは心臓に負担を掛けないこと
息を吸うと心臓に血液が戻ってくるので心臓に負荷が掛かるが息を吐くと心臓から血液が出ていくので心臓に負荷が少ない、だから水風呂に入るときは、息を吐きながら入る方が良いことも初めて知った。

羽衣(はごろも)


水と皮膚の間に幕ができ、その幕をサウナー達は『羽衣』というみたいだ。確かに最初は冷たいと思っていた水風呂も暫くすると、心地よくなる事がある。


だから、水風呂にはゆっくり入る事がマナーである。
水の流れがあると羽衣が無くなって急に冷たくなるのもこのせいだな。

風呂とサウナの違い

風呂は体の疲れは取れるが、脳の疲れは取れない。
確かに風呂に入っている時は無心でなく

今晩何食べよう?等何かしら考えているよな。

血管の弾力性が増しアルツハイマーや認知症のリスクが減る

血圧測定の上の血圧と下の血圧の意味を勘違いしていた。
上の血圧は、心臓から末端に血液を送るときの心臓の圧力の事で
血管が固いと、心臓はより小さく縮まないと送れない
つまり血圧が高くなる。

逆に末端から心臓に戻るときは大きく膨れないと戻らない
つまり血圧が下がる。


動脈硬化が進むと上も下も上がる
この事も知らなかったことである。

考察

これまでサウナの効用を色々述べてきたが、まだサウナーとは豪語できない。

なぜなら、最終セットは【サウナ】→【水風呂】→【水シャワー】
とあるが最後の水シャワーの域には自分は達していないからである。

今後の課題としたい。

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